建築家の死 丹下健三逝く

「丹下健三さん死去」(朝日)

 世界的な建築家で、東京五輪や大阪万博など戦後日本の国家的イベントの基幹施設を手がけた文化勲章受章者、丹下健三(たんげ・けんぞう)さんが、22日午前2時8分、心不全のため東京都港区の自宅で死去した。91歳だった。

 建築界の巨星が逝きました。

 広島平和記念館、大阪万博会場、東京都庁、フジテレビ社屋。固有名詞だけでどんな建築物かイメージできる数々の作品群。彼の手がけた鉄筋コンクリート打ちっ放しの建造物は、建築にとどまることなく戦後日本の風景のひとつにすらなっています。

 「タイムスリップグリコ大阪万博編」の解説が本人でなく「丹下都市建築設計」だったので、執筆依頼が来たときにはそれを果たせない状況だったのでしょう。

 大阪万博、お祭り広場の大屋根とそれを突き抜けてそびえ立つ太陽の塔。芸術と建築とのせめぎあいの視覚的表現。あれから35年、日本はいまだ大きな傘の下にいて太陽を直視できていません。

きょうの一冊:
丹下はどのようにして世界のタンゲになったのか
『丹下健三』

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