あまった牛乳を援助物資に
「余剰牛乳、途上国へ輸出検討=「もったいない」と中川農水相」(Yahoo!ニュース-時事通信)
中川昭一農水相は4日の閣議後記者会見で、牛乳の原料である生乳の供給過剰状態を解消するため、開発途上国や被災国向けの緊急援助として輸出できないか検討する方針を明らかにした。牛乳の消費は年々減少。3月には北海道のホクレン農業協同組合連合会が生乳1000トンの廃棄処分に踏み切る事態に発展している。
中川農水相は「もったいない。世界中の飢餓で困っている人へ援助できないか財務、外務省と調整したい」と述べた。相手国や輸出量などをこれから検討する。生乳や牛乳の状態では輸送が困難な上、日持ちがしないため、脱脂粉乳にして輸出する可能性が大きい。
「余った牛乳もったいない」を「世界の貧しさほっとけない」に安易に直結させるのはどうかと思います。
牛乳のような保存の効かないものがはたして海外援助物資に向いているのでしょうか?
記事では脱脂粉乳の可能性大としていますが、脱脂粉乳といえばユニセフからの援助物資として寄贈され、学校給食で利用されましたが、当時「不味いもの」の代表例のように言われた食材です。
現在では加工技術も向上し、味も改良されているのでしょうが、日本からの援助物資として脱脂粉乳がもっとも適切なのか疑問です。
もちろん世界には飢餓に苦しみ脱脂粉乳の援助を歓迎する国もあるでしょうが、他の援助物資の変わりに脱脂粉乳が送られてきて期待はずれだったということになりかねません。
日本で牛乳が余っていて日本人がもったいないと思ったとしても、それがかならずしも援助された国に望まれるわけではなく、「内向きの善意」という気がしてなりません。
メディアでクローズアップされた牛乳の余剰で感じた「もったいない」精神はもうちょっと上手に発揮されるべきで、それを考えるのが政治家の役割だと思うのですが。
参考:脱脂粉乳(Wikipedia)
『こどもといっしょに牛乳料理の本』 ユキ (著)
出版社 / 著者からの内容紹介
ゴクゴク飲んでパクパク食べて大きくなろう!
ここまでできる牛乳料理! 昔から子供の成長には欠かせないと言われてきた牛乳ですが、最近では牛乳が苦手な子供達も増えつつあります。匂いや味が苦手でもお料理やデザートにしてしまえばパクパクいけちゃうし、アレルギーなら豆乳に替えてもっとおいしくヘルシーにしちゃう、魔法のようなレシピを紹介します。
『牛乳の未来』 野原 由香利 (著)
内容(「MARC」データベースより)
「美味しい牛乳の未来」は、自然の力を生かしたゆとりある牧場経営が作る! 北海道各地のj放牧酪農家たちとスローフードについて学ぶ札幌の消費者グループを訪ねて、生き生きした農業を報告。
『牛乳の作法』 宮沢 章夫 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
なぜその人たちは牛乳を振るのか?腰痛の時に発見した電柱のはり紙「川上」とは?「サウナで汗をかく男」を見て感動できるか?「お祭りは何時までやっていますか」という質問はなぜ「だめ」か?そして、本を読むならなぜだめな喫茶店がいいのか?可笑しい。そして立ちつくして考える。エッセイと評論。
『牛乳時代―らも咄』 中島 らも (著)
内容(「BOOK」データベースより)
え。奇想天外痛烈無比、らも節が冴えわたる、珍作落語の毒演会でございます。一読ごとの面白さ、音読・自演もいとよろし。牛乳屋の息子との宿命の闘いを嘆く「牛乳時代」ほか、演目は豪華絢爛全十七話。今日はそういったお話で、ひとつおつきあいのほどお願いします。




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