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みんなの「映画」ブログ


『東京タワー』映画版、ヒロインは松たか子

2006/09/02 23:17
「「東京タワー」ヒロインに松たか子」(スポーツ報知)

 リリー・フランキー氏(42)のベストセラー小説の映画化「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松岡錠司監督、07年4月公開)のヒロインを女優・松たか子(29)が務めることが1日、分かった。松は、オダギリジョー(30)ふんするボクの恋人ミズエを演じる。松の起用を熱望していた松岡監督の依頼に、原作が大好きだった松が快諾。まもなく撮影に参加する。意気込みも十分で、新たな代表作となりそうだ。

 TV版が大泉洋×広末涼子、映画版がオダギリジョー×松たか子。個人的には原作を読んだ雰囲気からすると大泉洋×松たか子の組み合わせがいちばんしっくりくるように思えます。このペアは実生活でも噂になっていますから、生々しさも加味されますし。

 オダギリジョーは若手映画俳優では傑出した存在感がありますが、代表作の『アカルイミライ』や『メゾン・ド・ヒミコ』のように正統派の二枚目的な役柄のイメージが強く、リリー・フランキー役となるとちょっとカッコよすぎるのではという気がします(同じく来年公開の大友克洋監督映画『蟲師』での主人公ギンコ役は逆にこれ以上ないハマリ役ですが)。

 主役が決まって、すでに撮影も進んでいるようですが、TV版で極楽とんぼ山本⇒ドランクドラゴン塚地に変わった主人公の幼なじみ役は誰が演じるのでしょう。あだ名が「バカボン」ということでちょっと太めの個性派三枚目な役柄ということで、脚本・松尾スズキの大人計画つながりから荒川良々ではないかと予想しますが、すでにヒロイン役を田中麗奈でハズしているのであまり自信はありません。

関連:
「『東京タワー』映画化、来春公開」(ぼすのできごと 06/06/10)
「本屋大賞に『東京タワー』」(ぼすのできごと 06/04/05)
「ドラマ「東京タワー」、広末涼子出演決定」(ぼすのできごと 06/03/30)
「『東京タワー』ドラマ化」(ぼすのできごと 06/03/13)

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』
リリー・フランキー


出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

『松のひとりごと』
松 たか子


内容(「MARC」データベースより)
松たか子、初のフォト・エッセイ集。舞台の上で、日々の暮らしの中で、何を思って生きているのか。ストレートに自分の言葉で書き綴る。本人撮影の写真も掲載。さまざまな人物も登場。「本当の」松たか子を映し出す一冊。

『四月物語』
出演: 松たか子


Amazon.co.jp
意外にも映画での主演はこれが初めてだったという松たか子を純真素朴なキャラクターで魅力たっぷりに描き、ファンを喜ばせた岩井俊二監督70分の小編。

『メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)』
出演: オダギリジョー


内容紹介
涙はきっと暖かい オダギリジョー・柴咲コウ主演『ジョゼと虎と魚たち』の監督・犬童一心×脚本・渡辺あやの第2弾!5年もの時をかけて温められたオリジナル・ストーリーは、そっと抱きしめたくなるような、美しく、いとおしい愛の感動作!
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『東京タワー』映画化、来春公開

2006/06/10 20:24
「リリー氏小説「東京タワー」が映画化」(日刊スポーツ)

 作家リリー・フランキー氏の自伝的長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が映画化されることが9日、松竹から発表された。リリーさん自身がモデルの「ボク」をオダギリジョー(30)、「オカン」を樹木希林(63)が演じる。「オトン」は小林薫(54)。「バタアシ金魚」「きらきらひかる」などの松岡錠司監督がメガホンを取る。松岡監督は「ボク」「オカン」の起用理由について「オダギリさんのガラス細工のように壊れやすいナイーブさは、主人公と通じるものがある。樹木さんはでき愛ではない、子を思う母の大いなる愛を体現できる人としてふさわしい」と説明する。

 「東京タワー−」は05年6月に単行本化され、165万部を突破したベストセラー。今年の本屋大賞も受賞した話題作だ。リリーさんの少年時代からの半生を、母と子の関係を中心につづったもの。今夏にフジで単発ドラマ化も決定。ドラマ版では「ボク」を大泉洋(33)、「オカン」を田中裕子(51)が演じる。

 脚本はリリーさんの希望もあって、松尾スズキ(43)が担当。8月にクランクイン予定。松岡監督は「原作に書かれている、まっすぐで率直な思いを損なうことなく、映画にしたい」と話している。07年4月公開予定。

 テレビ版は大泉洋、映画版はオダギリジョー。テレビ版は雑誌のコラムやラジオのDJからうかがえる等身大のリリー・フランキー、映画版は『東京タワー』でブレイク後にメディアが祭り上げている偶像のリリー・フランキーが見られそうです。映画のリリーさんは「映画ののび太」並の格好よさ増量キャンペーンになりそうです。個人的には大泉版の方がリリー・フランキー本人のイメージに近い気がするのですが、その点では脚本の松尾スズキがさらに本人に近いでしょう。小説執筆時のリリー・フランキー役で本編に出演したりしないでしょうか。

 逆にオカン役はテレビの田中裕子よりも映画の樹木希林の方が圧倒的にハマっていそうです。彼女役はテレビ版では広末涼子だそうですが、映画の場合はオカンが樹木希林となればCMでも競演している田中麗奈を期待します。

関連:
「『東京タワー』映画版、ヒロインに松たか子」(ぼすのできごと 06/09/02)
「本屋大賞に『東京タワー』」(ぼすのできごと 06/04/05)
「ドラマ「東京タワー」、広末涼子出演決定」(ぼすのできごと 06/03/30)
「『東京タワー』ドラマ化」(ぼすのできごと 06/03/13)

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』 リリー・フランキー

出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

『増量・誰も知らない名言集イラスト入り』 リリー・フランキー

内容(「BOOK」データベースより)
言葉は一番、人を傷つける。喜ばせ、間違わせる。でも人は言葉を、会話を交わさずに生きられない。ならば、せめて名言を。名言―それは考えられたものではなく、荒削りのまま溜息と一緒に押し出された本心の塊。人生と宇宙の真理を探る天才リリー・フランキーが採集した御言葉たちから厳選し贈る感動と脱力の名言集にイラストが入りました。

『ボロボロになった人へ』 リリー・フランキー

出版社/著者からの内容紹介
これほど真っ当で誠実でありながら、刺激的・魅力的で、脱力しながらも笑い感動できていいのだろうか? 天才作家リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮した初めての小説、遂に刊行!
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タイ映画『心霊写真』で怪現象

2006/05/05 14:52
「この写真見たあなたも…映画「心霊写真」めぐり、トラブル続出」(サンケイスポーツ)

 20日に公開されるタイのホラー映画「心霊写真」(パークプム・ウォンプム監督ほか)で、公開が近づくにつれ、日本の関係者の間で夜中にパソコンの電源が突然切れるなどの不可思議な現象が相次いでいることが4日、分かった。実はこの映画は本物の心霊写真を使っており、タイでも似たような現象が起きた“いわくつき”の作品。配給元では急きょ8日に都内でお祓いすることを決定したが、不安を隠せないでいる。

 パソコンの電源が切れるのは、心霊写真が本物だからではなくパソコンの冷却ファンが偽者だからでしょう。

 「関係者に怪現象が多発」は、ホラー映画のもっとも効果的な宣伝方法です。そうした事件、事故はたとえほんとうだったとしても、短期間で仕上げなければならないために安全管理を怠ったことで起きた製作現場での事故や配給会社の社員が公開前の激務でろくに寝ていないために見えた幻覚でしょう。ホラー映画業界にとってこうした怪現象は宣伝効果だけでなくスタッフの待遇の悪さを怪現象のせいにしてコストカットもできる一石二鳥の裏技なのかもしれません。

 外国映画の場合は日本公開直前にタイミングよく怪現象が起きますが、幽霊は海外の公開日程を調べて順番に不思議なできごとを起こしてまわっているのでしょうか? だとすると幽霊も結構几帳面です。世界同時公開なんてことになると年末のサンタクロースなみに忙しいはずで、死んでいるのに過労でダウンしそうです。

参考:映画『心霊写真』公式サイト(TSUTAYA Online)

『心霊写真 不思議をめぐる事件史』 小池 壮彦 (著)

出版社 / 著者からの内容紹介
闇の日本近代史を炙り出す
写ったのは本物か否か…。明治の写真師が、日本初の「心霊写真」を撮影した歴史的瞬間から、現代人が、家庭用ビデオの映像に幽霊を発見するまでの120年史。フィルムに焼きつけられた「幽霊」と日本人の摩訶不思議な関係を辿る!

『心霊写真レストラン 怪談レストラン』 松谷 みよ子 (編集), 怪談レストラン編集委員会 (編集), たかい よしかず

内容(「MARC」データベースより)
写真にうつっているはずのないものが…それは幽霊の手? ほんものの妖精? 「記念写真」「へんな夢」など、不思議な写真にまつわる話をいっぱい集めました! どうぞ存分にお楽しみください。廉価版。

『心霊写真は語る』 一柳 広孝 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
複製技術の向上で容易に「作成」できると知られているにもかかわらず、私たちを惹き付ける心霊写真―。時代に鬱屈した無意識の心性を投影する「鏡」としての心霊写真に、社会学や心理学、文学、現代風俗研究、口承文芸研究などの多様な領域からのアプローチを試みる。
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9.11同時多発テロの映画化

2006/04/25 23:40
「9・11描く「ユナイテッド93」上映へ」(産経 Sankei Web)

 2001年9月の米中枢同時テロでハイジャックされ、ペンシルベニア州に墜落したユナイテッド航空93便を題材にした映画「ユナイテッド93」(ポール・グリーングラス監督)が25日、ニューヨークで行われるトライベッカ映画祭で全米公開を前に上映される。「映画化は時期尚早」などの苦情を受け、一部の映画館で予告編の上映が中止されるなど物議を醸したが、「多くの人に伝えるべき話」など一部の遺族から支持する声も出ている。

 このユナイテッド93便については、乗客たちがハイジャック犯に抵抗してテロの目標に到達する前に飛行機が墜落したというストーリーがなかば英雄譚としてできあがっていますが、乗客はコクピット内に入ることが出来なかったという説もあり、実際に機内でどのようなことが起こったのか明確には解明されていません。

 真相は闇の中でも、遺族としては亡くなった人たちがテロリストに果敢に立ち向かったと思いたいでしょうし、そうすることで大切な人を失った悲しみを幾分かやわらげることにもつながっているのでしょう。

 そうした人たちにとって2001年9月11日から現在まで時間が短いのか長いのかなんていういことは分かりようもないですが、事実をもとにしているとはいえあくまでフィクションの映画がつくられることにはどれだけ時間がたったとしても異論が出ることは避けられないはずです。また、全世界を巻き込む未曾有のテロ事件であり、しかも航空機内といういわば完全な密室のなかでの生存者もいない出来事を扱うとなれば、その性格上、何年後に映画化しても万人が納得する作品などは撮れないでしょう。

 アメリカ国内で公開されるからには当然、アメリカ政府やアメリカ国民に受け入れられやすいストーリーになるのでしょうが、監督のポール・グリーングラスは代表作こそアクションがメインの『ボーン・スプレマシー』ですが、2002年には北アイルランド紛争での事件をもとにした『ブラディ・サンデー』でベルリン映画祭金熊賞を受賞(『千と千尋の神隠し』と同時)しています。力量的には安易なヒーロー物語しか撮れないということはないはずですから、どのように料理しているのか見ものです。

 事件直後から映画のようだと形容された911テロですから、これから何度もいろいろな人によって様々な角度から映画化されるのは間違いありません。この事件がアメリカを含めた人類の歴史上でどのように語られていくのかを見ていくうえで、『ユナイテッド93』はそのフィクション映画におけるひとつのたたき台となっていくでしょう。


参考:アメリカ現代史上の事件や戦争を扱った主なフィクション映画
・真珠湾攻撃(1941年)
『トラ・トラ・トラ!』(1970年)
『パールハーバー』(2001年)

・ノルマンディー上陸作戦(1944年)
『史上最大の作戦』(1962年)
『プライベート・ライアン』(1998年)

・ベトナム戦争(1960〜75年)
『地獄の黙示録』(1979年)
『フルメタル・ジャケット』(1987年)

・ケネディ大統領暗殺事件(1963年)
『ダラスの熱い日』(1973年)
『JFK』(1991年)

・アポロ13号事故(1970年)
『アポロ13』(1995年)

・ウォーターゲート事件(1972年)
『大統領の陰謀』(1976年)
『ニクソン』(1995年)

・湾岸戦争(1990年)
『ジャーヘッド』(2005年)

・ソマリア紛争(1993年)
『ブラックホーク・ダウン』(2001年)


参考:
 『ユナイテッド93』日本版公式サイト

『9.11 〜N.Y.同時多発テロ衝撃の真実』

内容紹介
アメリカ3大ネットワークの1つ、CBSテレビによるニューヨーク同時多発テロ事件の長編ドキュメンタリー。ニューヨークの街を、テロ発生前から克明にリポート。映像特典として消防士やレスキュー隊たちとのスペシャル・インタビュー(58分)を収録。

『われらの悲しみを平和への一歩に―9・11犠牲者家族の記録』 デイビッド ポトーティ (著), ピースフルトゥモロウズ (著)

内容(「MARC」データベースより)
9・11同時多発テロで愛する肉親を奪われながら、報復と戦争に反対し、平和な解決を求める米国のNPO「ピースフル・トゥモロウズ」。彼らはいかにグループを結成し、どのような活動をしていったのか。

『同時多発テロがわかる11のQ&A』 ミッチ フランク (著)

内容(「MARC」データベースより)
9月11日に何があったのか。イスラムとは何か。どうして米国が狙われたのか。数千人の死者を出した事件が起きた「あの日」、おそらく無数に発せられた「なぜ?」。もっとも重要な11の問いに、率直に答える。

『NEW YORK SEPTEMBER 11』 デイヴィッド・ハルバースタム (著), マグナム・フォトグラファーズ (写真)

内容(「MARC」データベースより)
2001年9月11日ニューヨーク。運命の日、悲劇の街に、偶然、世界最高の報道写真家集団「マグナム」が結集していた。キャパが設立し、ユージン・スミスなど名だたる会員を輩出してきた「マグナム」による歴史的写真集。

『911 セプテンバーイレブンス』 冷泉 彰彦 (著)

出版社/著者からの内容紹介
911同時多発テロ直後の「混乱と悲嘆と狂熱の4ヵ月間」のレポートを軸に、以後3年間のブッシュ政権の戦争への歩みをたどりながら、映画『華氏911』や大統領選挙で揺れ動くアメリカの姿を浮き彫りにした渾身の定点観測ノンフィクション。村上龍氏が主宰するメールマガジン『JMM』でも週刊の米国レポートが好評を博する著者が2002年2月に発表した『9・11 あの日からアメリカ人の心はどう変わったか』を大幅加筆して文庫化。
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大林宣彦が尾道の戦艦大和セット公開を批判

2006/04/24 21:38
「大林監督、故郷・尾道市に異論 戦艦大和セット公開巡り」(朝日 asahi.com)

 広島県尾道市で一般公開中の戦艦大和の原寸大ロケセットについて、出身地の尾道で数多くの映画を撮影している大林宣彦監督(68)が「ロケセットは映画の中で初めて意味を持つ。人寄せのための公開は、戦争やふるさとを商売にしているようで恐ろしい」と、市の観光行政を批判している。セットには予想を超える人が集まり盛況だが、大林監督は「公開中は故郷に帰らない」と宣言した。

 大林監督の「戦争やふるさとを商売にしているようで恐ろしい」との弁はもっともですが、その一方で「戦争やふるさとは商売になりやすい」という悲しい側面もあります。それに、大林監督の作品のロケ地は尾道の観光名所になっていますから、監督の思いはどうあれ、尾道市は大林映画の舞台ということを利用して観光地として売り出してきたはずです。

 大林監督にすれば、これまで自分が愛してきた故郷の町に他人の撮った映画のセットがこれ見よがしに展示されれば腹も立つのでしょうが、それを推進した『男たちの大和/YAMATO』の制作は角川春樹。制作・角川春樹、監督・大林宣彦のコンビといえば『時をかける少女』などで80年代に一時代を築いた黄金コンビです。この二人、現在では価値観が食い違っているのでしょうか?

 この映画は東映、朝日新聞社、テレビ朝日などが出資。最終的には興行収入約50億円、400万人以上の動員が見込まれている。制作した角川春樹氏(64)と尾道市との協議がきっかけで公開が決まったという。角川氏は「壊すだけで2000万〜3000万円はかかる。だったら地元に恩返ししようと公開に同意した。プロモーションとしても成功だった」と話す。

 朝日新聞社もお金を出している映画であっても批判的な話題を取り上げた記事が出るということは、セットの展示は朝日の社内でも賛否両論あるのかもしれません。戦争映画であっても戦火に散った人間を描いていれば戦後民主主義的な反戦思想を掲げてきた朝日としても受け入れられますが、その戦艦のセットを展示するとなると戦争賛美にとられかねないという見方が出てきてもおかしくありません。

 大林宣彦と角川春樹、朝日新聞と『男たちの大和/YAMATO』。人間関係や組織の事情がいろいろと交錯しているなかで出てきた記事なのかもしれません。

関連:
 『男たちの大和/YAMATO』公式サイト
 「時をかける少女』アニメ化」(ぼすのできごと 06/03/25)

『大林宣彦のa movie book尾道』 大林 宣彦

内容(「MARC」データベースより)
尾道の風景が語り、伝えたこと。それは町守りの戦いであった-。大林宣彦監督の尾道映画の全てを紹介。作品の解説とデータ、物語と撮影メモ、大林ワールドの秘密、出演者へのインタビューなどを収載。1995年刊の新版。

『時をかける少女』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
SF作家・筒井康隆の小説を、『転校生』の大林宣彦が映画化したファンタジー。本作で映画デビューした原田知世が、タイム・スリップを繰り返す少女を初々しく演じる。

『ぼくの青春映画物語』 大林 宣彦 (著)

出版社/著者からの内容紹介
少年のころより見るだけでなく映画を撮って遊んでいた著者。映画こそ幸せづくりの道具だ、というのが持論だ。黒澤明監督や淀川長治氏へのオマージュ、故郷尾道への憧憬、そして映画への愛を語る。

『日日世は好日2002‐2003―五風十雨日記〈巻の2〉戦争映画は、もう見ない。』 大林 宣彦 (著), 小田桐 昭

内容(「MARC」データベースより)
戦後58年目にして、日本が「自由」と「平和」とを失いつつある今、自らの「日日」を先ず「好日」に為る事から始めなくてはならぬ…。映画監督である著者が、自分の映画人生という作品のあとがきのような形でまとめた日記。
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『竜馬暗殺』の黒木和雄監督死去

2006/04/13 00:24
「訃報:黒木和雄さん75歳=「父と暮せば」などの映画監督」(毎日 Mainichi Interactive)

 戦争レクイエム3部作や「祭りの準備」などで知られる映画監督の黒木和雄(くろき・かずお)さんが12日、脳こうそくのため東京都内の病院で死去した。75歳。葬儀の日取り、喪主は未定。自宅は非公表。

 宮崎県出身。岩波映画をへて、62年フリーに。記録映画を撮った後、66年に「とべない沈黙」で劇映画に進出。戦争体験を原点に、戦後社会への危機感を訴え続けた。原爆投下前日の長崎を描いた「TOMORROW/明日」(88年)、自身の旧制中学時代をモデルにした「美しい夏キリシマ」(02年)、原爆投下から3年後の広島の親子を描いた「父と暮せば」(04年)の戦争レクイエム3部作を作り上げ、「父と暮せば」で「第59回毎日映画コンクール」監督賞を受賞。8月公開予定の「紙屋悦子の青春」が遺作となった。

 ドキュメンタリーテイストで竜馬暗殺までの3日間を描いた『竜馬暗殺』が印象に残っています。

 竜馬役の原田芳雄はじめ、松田優作、石橋蓮司、桃井かおりと当時2、30代だった個性的な俳優が、幕末を舞台にした時代劇ながら70年代を生きている等身大の若者として個性をぶつけあっている見ごたえのある映画です。

 太平洋戦争の終戦直前を描いた『TOMORROW/明日』、『美しい夏キリシマ』にも共通する、死に直面した人間が見せる生の輝きの表現はこの監督ならではのものです。

 戦後生まれにはない、原体験にもとづいて作家性を磨いた映画監督でした。ご冥福をお祈りします。

『竜馬暗殺』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
人気のある歴史上の人物の一人、坂本竜馬。多数の竜馬映画がある中で、本作は暗殺に至るまでの3日間を新解釈で描いた異色作。竜馬役に『PARTY7』で怪優ぶりを見せつけた原田芳雄、竜馬を狙うテロリスト右太には松田優作が扮する、実力派揃いの作品。

『父と暮せば』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
井上ひさし原作の同名小説を日本映画界の巨匠、黒木和雄監督が映画化したドラマ。原爆から生き延びた娘と、被害に遭い幽霊となった父親のふたりの交流を暖かく描く。宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信ら、豪華俳優陣の出演も話題になった。

『美しい夏 キリシマ』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
黒木和雄監督が多感な少年期を過ごした宮崎の美しい村を舞台に、永遠に忘れられない記憶を映画化した戦争レクイエム3部作の第2弾。1945年、戦時中の混乱の中で、純粋さゆえに自分を見失っていく15歳の少年と、懸命に生きる人々の姿を繊細に描く。

『TOMORROW 明日』
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
長崎に原爆が投下される前日から翌朝までの日常風景を綴った、井上光晴の小説「明日・1945年8月8日・長崎」を実写化した人間ドラマ。1945年8月8日、あるカップルの結婚式が行われようとしていたいつも通りの平和な日常があった。しかし、翌日の朝…。

『私の戦争』

内容(「BOOK」データベースより)
米軍機爆撃で瀕死の重傷を負った級友を助けず逃げてしまった―。『TOMORROW/明日』『美しい夏キリシマ』につづく最新作『父と暮せば』(井上ひさし原作)を製作した映画監督が、原爆と戦争がいかに人間に悲しみをもたらすかを、みずからの痛切な戦争体験を重ねて語る。
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守るべきは3億円より宮崎あおい

2006/04/12 18:17
「宮崎あおい 3億円に大騒ぎ」(デイリースポーツ)

 “3億円事件”を題材にした女優・宮崎あおい(20)主演の映画「初恋」(塙幸成監督、6月10日公開)の完成披露試写会が11日、都内で行われ、シークレットゲストとして本物の現金3億円が“登場”。監督、出演者7人が初めて目にした大金に狂喜乱舞!?PR用に現金を用意した関係者も30人の警備員を配置するなど、会見は3億円フィーバーに沸いた。

 この3億円が会場で盗れれば、3億円以上の宣伝効果が出たことでしょう。


 高額の現金や貴金属がガードマンとともに登場するこうした演出でいつも思うのは、それらを取り囲んで「凄い!」と言っている芸能人たちのほうがよほど貴重な存在ではないかということです。

 2001年公開の映画『ユリイカ』で注目されてから演技派若手女優としてゆっくり熟成され、最近は『NANA』でブレイク、現在放送中のNHKの朝ドラに主演している宮崎あおいなどその最たるもので、これから何十億という興行収入を稼ぐ映画に出演していくであろう存在です。

 珍しい動物に吹きかけると世界中が保護してくれるというドラえもんのひみつ道具、国際保護動物スプレーを自分にかけた野比のび太ではないですが、3億円以上の価値もあり、高額の宝石にも勝る美しさを持つ宮崎あおいこそ厳重に警備する必要のある存在に思えます。

参考:
 映画『初恋』公式サイト
 「宮崎あおい」(Wikipedia)

関連:
 「ぼすのみた映画 『好きだ、』 」(ぼすのできごと 06/03/14)

『NANA -ナナ- スペシャル・エディション』

内容紹介
豪華映像特典を満載した「デジロック」2枚組。
スペシャルアウターケース仕様
フォトブックレット(44Pオールカラー)封入

『宮崎あおい DVD-BOX』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
映画やドラマで活躍中の期待の女優・宮崎あおいの、メキシコで撮影したイメージDVD2タイトルを収録したBOX。世界遺産を巡る神秘的な作品の『オラレ!』、彼女自身が撮影した写真も楽しめる『フォト・ポルファボーレ!』と、特典として写真集も封入する。

『ユリイカ(EUREKA) 』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
2年前、九州の地方都市で、バスジャック事件の現場に遭遇し、生き残った3人。彼らの過去から逃れられない苦しみと、新たに発生した連続殺人事件を絡めて、心の再生を描く感動ドラマ。主演は『うなぎ』の役所広司。

『宮崎あおい写真集 20TH ANNIVERSARY 「光」』

内容(「MARC」データベースより)
20歳になる前に見た、光。中国のやわらかい、光。心に射し込む、光。未来に放つ、光。いろんな色に変化する、光-。「光」をテーマにして撮影した宮崎あおいのポートレート写真集。

『祈り』 宮崎 あおい

内容(「MARC」データベースより)
20歳を迎える宮崎あおいが中国16日間の旅の中で学んだこととは。本人が撮り下ろした写真を交えながら、過去・現在・そして未来をつづったフォトブック。

『初恋』 中原 みすず (著)

内容(「BOOK」データベースより)
雷雨の朝、白いオートバイ、18歳の少女―「三億円事件」の秘密の扉がいま静かに開かれる。
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『プルガサリ』の監督が死去

2006/04/12 17:49
「映画監督の申相玉さん死去 拉致、11年ぶりに帰国」(朝日 asahi.com)

 監督として戦後韓国映画の隆盛を築いた第一人者だったが、元トップ女優の妻と相次いで北朝鮮に拉致され、金正日(キム・ジョンイル)氏の側近として怪獣映画「プルガサリ」を制作、後に再び韓国に戻る数奇な運命をたどった申相玉(シン・サンオク)さんが11日、ソウル市内で死去した。79歳だった。

 昨今の社会情勢的には北朝鮮に拉致された監督ですが、映画史的には『プルガサリ』を撮った監督として後世に記憶されるでしょう。

 金正日が実質的にプロデュース、つまり自分の趣味を全開させて、日本から東宝『ゴジラ』シリーズのスタッフを招へいして撮影させた怪獣映画です。作品そのものは、なんていうことはないB級怪獣映画ですが、撮影後に監督した申相玉氏が北朝鮮から亡命したことで、長らく公の場で上映されなかったためにかつては伝説の映画とされていました。

 私が子どもの頃に愛読していた80年代に出版された特撮映画のガイド本にもこの『プルガサリ』の紹介が写真付きで載っていて、その日本の特撮とは一線を隔した異質な雰囲気は幼少時のトラウマになっています。そのため長らく私の中で北朝鮮は『プルガサリ』の国でした(同様にタイは『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』の国でした)。

 その後、1998年に日本で2000年に韓国でそれぞれ劇場公開され、日本版DVDも発売されていますから、現在ではふつうのカルト映画になっているのですが、いまだに『プルガサリ』と聞くと背筋がゾクゾクしてきます。

参考:
 「プルガサリ」(Wikipedia)
 「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」(Wikipedia)

『プルガサリ〜伝説の大怪獣〜』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
朝鮮民主主義人民共和国が85年に日本の「ゴジラ」シリーズのスタッフを招いて製作した特撮怪獣映画。高麗朝末期を舞台に、政府による圧政に苦しむ民衆の無念を晴らすため、怪獣・プルガサリが立ち上がる。低価格化“ザ・定番”シリーズ。

『元気かい?プルガサリ―北朝鮮 幻の映画秘話』

内容(「MARC」データベースより)
北朝鮮の国家元首・金正日は無類の映画好き。輸出できるような自国の映画を製作するために集められた日本と中国と北朝鮮の合同チームにスタッフとして参加した著者が、85年製作の合作怪獣映画「プルガサリ」の秘話を明かす。

『闇からの谺―北朝鮮の内幕〈上〉』 崔 銀姫 (著), 申 相玉 (著)内容(「BOOK」データベースより)
北朝鮮に連行した女優を出迎えてこの国のナンバー2金正日書記はにこやかに右手をさしだした―。工作員の謀略によって、香港から北朝鮮へ拉致され、8年におよぶ抑留生活をやむなくされた韓国の映画監督と女優が、その衝撃的な体験をつぶさに報告する。大きな反響を呼んだ原本を文庫に再編集。
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偉大な映画脚本101

2006/04/08 23:31
「最も優れた映画脚本、1位に「カサブランカ」」(読売 Yomiuri Online)

 【ロサンゼルス=古沢由紀子】米脚本家組合は7日、過去の映画の中から優れた脚本101作品を選出し、ハンフリー・ボガートが主演した「カサブランカ」(1942年、エプスタイン兄弟、ハワード・コッチ共同脚本)が1位に選ばれた。

 1930年以降に公開された作品を対象に、加盟する映画、テレビの脚本家たちが投票した。監督や俳優だけでなく、脚本の重要性をアピールしようと初めて行われた。

 アカデミー賞では脚本に関する部門が原作の有無によって「脚色賞」Writing(Adapted Screenplay)と「脚本賞」Writing(Original Screenplay)に分かれていることもあり、監督・キャストなどの主要な部門の受賞作より注目度が落ちるのですが、脚本のいい映画は記憶に残る映画であることが多いです。

 101作品のリストを見ると、上位は70年代までのすでに古典となりつつある映画で占められていますが、そんな中で16位に『パルプ・フィクション』(1994年)が入っているのは際立ちます。

 2位以下は、「ゴッドファーザー」(72年)、「チャイナタウン」(74年)、「市民ケーン」(41年)が続いた。「ゴッドファーザー」のフランシス・コッポラ、「アニー・ホール」(77年)が6位となったウディ・アレン、「サンセット大通り」(50年)が7位だったビリー・ワイルダー各氏は、それぞれ4本の自作が選出されている。

 これらの人物は監督業でも評価が高く、名脚本家というよりは脚本も手がける名監督です。スタンリー・キューブリックなんかもその一人だと思うのですが、このリストでは12位入った『博士の異常な愛情』一本だけです。『2001年宇宙の旅』や『時計じかけのオレンジ』、『シャイニング』なども入っていておかしくなさそうですが、脚本よりも映像のインパクトが強すぎるのかもしれません。

参考:
 101 Greatest Screenplays List(Writers Guild of America, West)
 101 Greatest Screenplays: The List(Writers Guild of America, East)

『カサブランカ』

Amazon.co.jp
第2次大戦下、モロッコの首都カサブランカの町には、戦乱を避けて渡米しようとする人々が集まっていた。米国人リックは、自分が経営する店で、かつての不倫の恋の相手、イルザと再会する。熱い想いが心をよぎるが…。
大戦裏話として書かれた戯曲を映画化したのが本作だ。42年のアカデミー作品賞ほか、全3部門を受賞している。粋なトレンチコートに身を包み、ハードボイルドな魅力あふれるハンフリー・ボガートがリックを演じる。イルザは、若く美しいイングリット・バーグマン。主題歌『時の過ぎ行くままに』の哀愁と、「君の瞳に乾杯!」など映画ファンをうならせた名セリフは、特別版でも健在だ。古今東西のメロドラマのお手本となった作品である。監督は老練なマイケル・カーチス。(アルジオン北村)

『カサブランカ 特別版』

内容紹介
ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン共演の永遠のラブ・ストーリー。待望の高画質・高音質デジタル・リマスター版。さらに36分のドキュメンタリーを収録。

『ゴッドファーザー』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
フランシス・F・コッポラ監督の名前を世に知らしめた傑作「ゴッドファーザー」シリーズ第1弾。マーロン・ブランド、アル・パチーノ、ジェームズ・カーンら豪華俳優陣が、マフィア一家の盛衰や、血で血を洗う激しい抗争を繰り返す姿を熱演する。

『チャイナタウン』 製作25周年記念版

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
ロマン・ポランスキー監督、ジャック・ニコルソン主演の傑作サスペンス。ある浮気調査の依頼を受けた私立探偵が、ダム建設を巡る陰謀に巻き込まれていく。“HAPPY CINEMA TIME~アカデミー賞をいろどる俳優・監督たち!!”。

『市民ケーン』

Amazon.co.jp
オーソン・ウェルズが1941年に新聞王ハーストをモデルに監督、主演して話題を集め、今やAFI世界映画史上ベスト1など数々の栄誉に輝いている、まさに世界映画史上に残る不朽の名作。新聞王ケーン(オーソン・ウェルズ)が荒廃した大邸宅で「薔薇のつぼみ」という謎の言葉を遺して死んだ。その言葉の意味を探ろうと、新聞記者たちが取材を開始していくが…。
ケーンの人生模様を、時空を越えたパズルのように巧みに構成しながら進むストーリー展開や、グレッグ・トーランドによるモノクロ・パンフォーカス撮影の素晴らしさなど、もはや非の打ち所のない完璧な映像芸術の真髄がここにある。映画が好きだと自認する者なら、一度は観ておくべき作品。(的田也寸志)

『パルプ・フィクション』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
1994年のカンヌ映画祭グランプリを獲得し、タランティーノ監督の名を一躍世界に知らしめた話題作。ギャング一味と周辺の人々のエピソードそれぞれが交錯し展開してゆく。

『サンセット大通り』 スペシャル・コレクターズ・エディション

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
B・ワイルダー監督がハリウッドの光と影を描いたドラマ。過去の栄光にすがる伝説的女優・ノーマは、売れない脚本家に自分のためのシナリオを書かせる。“HAPPY CINEMA TIME 100MOVIES All¥1,575+Tom Cruise 6MOVIES”。

『博士の異常な愛情』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
鬼才、スタンリー・キューブリック監督が手掛けるブラックユーモアあふれるSFサスペンスコメディ。米軍司令官の暴走によりソ連へ核攻撃が開始され、事態は紛糾を極めていく。“MUST SELECTION 1480”。

『アカデミー賞を獲る脚本術』 リンダ シーガー (著)

内容(「MARC」データベースより)
ある程度の作品は書けるが、アカデミー賞レベルには届かないで苦悩している脚本家が手引きにする本。脚本執筆の技術を様々な側面から入念にかつ独自の視点で分析する。脚本家でなくても啓発され、映画好きには楽しめる一冊。

『ワイルダーならどうする?―ビリー・ワイルダーとキャメロン・クロウの対話』 キャメロン クロウ (著)

内容(「BOOK」データベースより)
1906年生まれのビリー・ワイルダーは今年(2000年)で九十四歳、1957年生まれの著者は四十三歳になる。この本は1997年から98年にかけて、つまり三前年から二年前にかけて、著者が聞き手となって断続的におこなわれたワイルダーへのロング・インタビューの記録である。ちょうど著者が『ザ・エージェント』でアカデミー賞のノミネートを受けた直後に第一回のインタビューが始まり、『タイタニック』が作品賞を獲った翌年の同賞の授賞式直前に最後のセッションが終了したようである。しだいに老いの影が忍び寄るとはいえ年齢に比して格段に壮健なワイルダーの、日々の生活が生き生きと描かれている点でも、本書は貴重なドキュメントとなっている。
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キネマ旬報主催の映画検定

2006/03/30 21:55
「映画オタク度計る「映画検定」1級から4級の認定試験を全国で!」(FLiX−Yahoo!ニュース)
 映画雑誌の老舗「キネマ旬報」を発行するキネマ旬報社がおもしろい試みを始めた。英語検定ならぬ映画検定だ。
同検定は1級から4級までのレベル分けがあり、4級は90年代以降の作品を中心に、映画史では欠かすことのできない古典や、監督、俳優、簡単な映画用語を含む、基礎知識を問う映画ファン入門コース。
1級に至っては、映画史、映画用語、興行関連など映画周辺の知識についてもより深いレベルを要求される映画ファン達人コース。
第1回の試験は4級から2級までで、1級は2回目以降、2級合格者のみ受験資格があるというから本格的だ。
主催のキネマ旬報社は「映画の楽しみ方は人それぞれ。この検定が、映画ファンがさらに映画を好きになるきっかけになればと」ノリは軽そうだが、全国規模(全国5都市)で試験場を設置したり、システムは大まじめ。
映画オタク度を公的に認定されれば、映画業界への就職が有利なのかは定かではないが、ネタの一つにはなりそうだ。
2006年の映画検定試験日(2級から4級)は、6月25日(日)。

 一昨年から実施されている京都検定が火付け役となって、趣味系検定ブームまっさかりの昨今ですが、映画をテーマにしたものは今までありそうでなかったようで、かなり注目を集めそうです。

 実施要綱を見てみると、一般的な資格試験にも見劣りしない本格的なものです。安易に検定ブームに乗じて映画でもやろうかというわけではなく、本腰を入れて取り組んでいることがうかがえます。

 しかも、主催は日本映画の歴史とともに歩んできたキネマ旬報社。映画関連書籍の出版では総本山ともいえる出版社ですから、ベテランの映画評論家から駆け出しの映画ライターまで、映画関係の大学・専門学校の先生も生徒も、映画会社の重役、新入社員こぞって受験すれば、映画界挙げてのイベントになるかもしれません。

 最難関の1級は2級を取得しないと受験できないということは、今後何年にもわたって実施されるのでしょう。入門コースの4級では90年代以降の作品のみを対象にしてマニアックになりすぎないような配慮がされており、間口の広さも確保しています。全国5都市に試験会場を配置すれば、数万人規模の試験になることでしょう。

 気象予報士の資格が導入された頃のように、いつもテレビで博識を披露している解説者が落ちたるするとさらに話題になりそうですし、まったくの素人でも一級を取得すれば年功序列や人脈がものをいう映画業界で活躍する橋頭堡となるはずです。

 雑誌『キネマ旬報』に寄稿している人々にはぜひとも受験してもらって、その結果を雑誌の巻末にある執筆者紹介欄で公表してもらいたいものです。

 映画文化人、評論家といった方々はこういう試みにはあまり積極的に参加しなさそうではありますが、キネマ旬報社が検定を普及させるために自社の媒体で映画評論を依頼する際には映画検定合格者を優遇するなどの措置を実施すれば、嫌々ながらも参加してくれるでしょう。

 一般受験者にとっても、映画検定何級というより「水野晴郎に勝った」というような著名人との比較ができればなお自分の映画知識を自慢できるというものです。

 参考:映画検定(キネマ旬報社)

『映画検定・公式テキストブック』 キネマ旬報映画総合研究所

内容(「MARC」データベースより)
理解しておきたい映画の歴史、見るべき名作・話題作・ヒット作100本、知るべき映画俳優100人、知識のポイント、映画の用語集、アカデミー賞からカンヌ国際映画祭まで、映画のデータを満載したテキスト。

『映画・映像業界就職ガイド (’07)』 キネマ旬報映画総合研究所

内容(「MARC」データベースより)
映画・映像業界に就職するには? 映画業界お仕事解説、人気企業訪問など業界研究、宣伝マンやプロデューサーなど現場で働く人たちの体験談、業界への近道の具体的アドバイスを収録。会社データ170社や学校案内も掲載。

『日本映画史100年』 四方田 犬彦 (著)

出版社/著者からの内容紹介
日本で最初に映画が撮影されたのは1898年。以来、東アジアの映画大国となった。サイレントの時代から現在まで、テクノロジーの歴史もふまえ、日本映画がどのように発展し、変化してきたかを描く。

『〈映画の見方〉がわかる本80年代アメリカ映画カルトムービー篇』 町山 智浩 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
『ブレードランナー』の何が「二つで充分」なのか?『イレイザーヘッド』の赤ん坊の正体はウサギ?『ビデオドローム』の変態テレビ局は実在した?『未来世紀ブラジル』はなぜブラジルなのか?80年代に狂い咲いた映画作家たちの真実。『映画秘宝』連載の「Yesterday Oncemore」に大幅加筆の決定版。

『映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで』 町山 智浩 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
『2001年宇宙の旅』にはナレーションの解説がついていた。『地獄の黙示録』のシナリオはベトナム戦争を礼賛していた。『時計じかけのオレンジ』も『タクシードライバー』も実話だった。わからない映画がわかり始める、隠された事実の数々。

『映画批評のリテラシー―必読本の読み方/批評の書き方』 石原 陽一郎 (編集), フィルムアート社編集部 (編集)

内容(「MARC」データベースより)
映像に対するクリティカル(批評的)な態度は、現代人にとっての倫理のひとつのあり方。ベンヤミン、ドゥルーズ、ゴダール、淀川長治等をサンプルとして提示し、「批評の読み方・書き方」など映画評論のエッセンスを紹介する。
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2006/03/21 22:03
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2006/03/21 21:31
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ぼすのみた映画 『スキージャンプ・ペア』 『スキージャンプ・ペア〜Road to TORINO 2006〜』(2006年、日本) 監督/小林正樹 出演/谷原章介  以前から、インターネットの世界では話題になっていたスキージャンプ・ペアが映画化。トリノ五輪によってウインタースポーツが注目されるまたとないタイミングで、一気に社会現象になるかと思いきや、いまいちブレイクしきれずに大都市での公開を終えてしまいました。 ...続きを見る

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ぼすのみた映画 『ホテル・ルワンダ』 『ホテル・ルワンダ』(2004年、イギリス=イタリア=南アフリカ) ...続きを見る

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2006/03/14 18:41
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2006/03/14 18:10
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2006/03/14 17:42
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ぼすのみた映画 『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』 『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005年、アメリカ=フランス) 監督・出演/トミー・リー・ジョーンズ 第58回カンヌ国際映画祭 最優秀男優賞/最優秀脚本賞 ...続きを見る

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2006/03/14 17:05
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ぼすのみた映画 『うつせみ』 『うつせみ』(2004年、韓国) 監督/キム・ギドク 出演/イ・スンヨン、ジェヒ 第61回ヴェネチア国際映画祭監督賞  キム・ギドク監督の作品は、物語が暴走気味に加速していく。 ...続きを見る

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2006/03/14 15:46
愛知万博:あしたの入場者数予想:9/10(土)分
参考:9月の愛知万博入場者数推移 (公式サイトで毎日発表される当日入場者数、単位:人) 9月 1日(木) 177,708 9月 2日(金) 168,324 9月 3日(土) 249,873 9月 4日(日) 193,447 9月 5日(月) 134,804 9月 6日(火) 124,058 9月 7日(水) 155,915 9月 8日(木) 192,661 9月 9日(金) 196,299 ------------------------ 3・4月の入場者数はこちら ... ...続きを見る

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2005/09/10 04:40
愛知万博:あしたの入場者数予想:5/22(日)分
参考:5月の愛知万博入場者数推移 (公式サイトで毎日発表される当日入場者数、単位:人) 5月 1日(日) 78,524 5月 2日(月)113,801 5月 3日(火)146,203 5月 4日(水)149,214(開幕以来最多記録) 5月 5日(木) 68,340 5月 6日(金) 60,406 5月 7日(土) 71,013 5月 8日(日) 78,465 5月 9日(月) 98,327 5月10日(火) 92,785 5月11日(水)105,450 5月12日(木... ...続きを見る

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2005/05/22 00:58
映画『きょうのできごと』のような出来事
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2005/04/27 18:42
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2005/04/25 21:47
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2005/04/20 14:18
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2005/04/18 04:38
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「「こなきじじい」「一反木綿」… JR境線に“妖怪駅” 」(産経−共同通信) ...続きを見る

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2005/03/18 14:41

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