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みんなの「本」ブログ


『東京タワー』映画版、ヒロインは松たか子

2006/09/02 23:17
「「東京タワー」ヒロインに松たか子」(スポーツ報知)

 リリー・フランキー氏(42)のベストセラー小説の映画化「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(松岡錠司監督、07年4月公開)のヒロインを女優・松たか子(29)が務めることが1日、分かった。松は、オダギリジョー(30)ふんするボクの恋人ミズエを演じる。松の起用を熱望していた松岡監督の依頼に、原作が大好きだった松が快諾。まもなく撮影に参加する。意気込みも十分で、新たな代表作となりそうだ。

 TV版が大泉洋×広末涼子、映画版がオダギリジョー×松たか子。個人的には原作を読んだ雰囲気からすると大泉洋×松たか子の組み合わせがいちばんしっくりくるように思えます。このペアは実生活でも噂になっていますから、生々しさも加味されますし。

 オダギリジョーは若手映画俳優では傑出した存在感がありますが、代表作の『アカルイミライ』や『メゾン・ド・ヒミコ』のように正統派の二枚目的な役柄のイメージが強く、リリー・フランキー役となるとちょっとカッコよすぎるのではという気がします(同じく来年公開の大友克洋監督映画『蟲師』での主人公ギンコ役は逆にこれ以上ないハマリ役ですが)。

 主役が決まって、すでに撮影も進んでいるようですが、TV版で極楽とんぼ山本⇒ドランクドラゴン塚地に変わった主人公の幼なじみ役は誰が演じるのでしょう。あだ名が「バカボン」ということでちょっと太めの個性派三枚目な役柄ということで、脚本・松尾スズキの大人計画つながりから荒川良々ではないかと予想しますが、すでにヒロイン役を田中麗奈でハズしているのであまり自信はありません。

関連:
「『東京タワー』映画化、来春公開」(ぼすのできごと 06/06/10)
「本屋大賞に『東京タワー』」(ぼすのできごと 06/04/05)
「ドラマ「東京タワー」、広末涼子出演決定」(ぼすのできごと 06/03/30)
「『東京タワー』ドラマ化」(ぼすのできごと 06/03/13)

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』
リリー・フランキー


出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

『松のひとりごと』
松 たか子


内容(「MARC」データベースより)
松たか子、初のフォト・エッセイ集。舞台の上で、日々の暮らしの中で、何を思って生きているのか。ストレートに自分の言葉で書き綴る。本人撮影の写真も掲載。さまざまな人物も登場。「本当の」松たか子を映し出す一冊。

『四月物語』
出演: 松たか子


Amazon.co.jp
意外にも映画での主演はこれが初めてだったという松たか子を純真素朴なキャラクターで魅力たっぷりに描き、ファンを喜ばせた岩井俊二監督70分の小編。

『メゾン・ド・ヒミコ 特別版 (初回限定生産)』
出演: オダギリジョー


内容紹介
涙はきっと暖かい オダギリジョー・柴咲コウ主演『ジョゼと虎と魚たち』の監督・犬童一心×脚本・渡辺あやの第2弾!5年もの時をかけて温められたオリジナル・ストーリーは、そっと抱きしめたくなるような、美しく、いとおしい愛の感動作!
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『東京タワー』映画化、来春公開

2006/06/10 20:24
「リリー氏小説「東京タワー」が映画化」(日刊スポーツ)

 作家リリー・フランキー氏の自伝的長編小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が映画化されることが9日、松竹から発表された。リリーさん自身がモデルの「ボク」をオダギリジョー(30)、「オカン」を樹木希林(63)が演じる。「オトン」は小林薫(54)。「バタアシ金魚」「きらきらひかる」などの松岡錠司監督がメガホンを取る。松岡監督は「ボク」「オカン」の起用理由について「オダギリさんのガラス細工のように壊れやすいナイーブさは、主人公と通じるものがある。樹木さんはでき愛ではない、子を思う母の大いなる愛を体現できる人としてふさわしい」と説明する。

 「東京タワー−」は05年6月に単行本化され、165万部を突破したベストセラー。今年の本屋大賞も受賞した話題作だ。リリーさんの少年時代からの半生を、母と子の関係を中心につづったもの。今夏にフジで単発ドラマ化も決定。ドラマ版では「ボク」を大泉洋(33)、「オカン」を田中裕子(51)が演じる。

 脚本はリリーさんの希望もあって、松尾スズキ(43)が担当。8月にクランクイン予定。松岡監督は「原作に書かれている、まっすぐで率直な思いを損なうことなく、映画にしたい」と話している。07年4月公開予定。

 テレビ版は大泉洋、映画版はオダギリジョー。テレビ版は雑誌のコラムやラジオのDJからうかがえる等身大のリリー・フランキー、映画版は『東京タワー』でブレイク後にメディアが祭り上げている偶像のリリー・フランキーが見られそうです。映画のリリーさんは「映画ののび太」並の格好よさ増量キャンペーンになりそうです。個人的には大泉版の方がリリー・フランキー本人のイメージに近い気がするのですが、その点では脚本の松尾スズキがさらに本人に近いでしょう。小説執筆時のリリー・フランキー役で本編に出演したりしないでしょうか。

 逆にオカン役はテレビの田中裕子よりも映画の樹木希林の方が圧倒的にハマっていそうです。彼女役はテレビ版では広末涼子だそうですが、映画の場合はオカンが樹木希林となればCMでも競演している田中麗奈を期待します。

関連:
「『東京タワー』映画版、ヒロインに松たか子」(ぼすのできごと 06/09/02)
「本屋大賞に『東京タワー』」(ぼすのできごと 06/04/05)
「ドラマ「東京タワー」、広末涼子出演決定」(ぼすのできごと 06/03/30)
「『東京タワー』ドラマ化」(ぼすのできごと 06/03/13)

『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』 リリー・フランキー

出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

『増量・誰も知らない名言集イラスト入り』 リリー・フランキー

内容(「BOOK」データベースより)
言葉は一番、人を傷つける。喜ばせ、間違わせる。でも人は言葉を、会話を交わさずに生きられない。ならば、せめて名言を。名言―それは考えられたものではなく、荒削りのまま溜息と一緒に押し出された本心の塊。人生と宇宙の真理を探る天才リリー・フランキーが採集した御言葉たちから厳選し贈る感動と脱力の名言集にイラストが入りました。

『ボロボロになった人へ』 リリー・フランキー

出版社/著者からの内容紹介
これほど真っ当で誠実でありながら、刺激的・魅力的で、脱力しながらも笑い感動できていいのだろうか? 天才作家リリー・フランキーが、その才能を遺憾なく発揮した初めての小説、遂に刊行!
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読みたくない「中学生はこれを読め」リスト

2006/05/06 17:00
「「中学生はこれを読め」 書店主が推薦リスト、全国波及」(朝日 asahi.com)

 札幌の本屋のオヤジは気がついた。「最近の中学生は本を読まないと言うが、うちには彼らのコーナーがなかった」。オヤジは500冊のお薦めをリストアップし、専用の棚を作って、こんなキャンペーンを始めた。「本屋のオヤジのおせっかい 中学生はこれを読め!」。それから1年半、おせっかいは全国に広がっている。

 全国の本屋さんは、リストにならんだ本が面白かろうが面白くなかろうが、大人から薦められた時点で魅力が半減してしまうことにも注意した方がいいでしょう。

 戦前に文部省が行った良書選定のリストも社会主義や体制批判につながる本が選ばれていないからといってまったく見当違いな本を選んでいたわけではなく、偏りはあれども選ばれたそれぞれの本はそれなりに質の高いものでした。

 問題はリストの良し悪しではなく、大人が押し付けた本など読みたくないという反抗期の中学生の心情をまったく考慮していないことです。ただ、いつの時代も「大人は判ってくれない」わけで、読書好きの中学生は書店主たちの自己満足なリストを横目に勝手に本を選んでいくことでしょう。

 札幌での話を聞きつけた愛知県書店商業組合理事長で豊川堂(豊橋市)を経営する高須博久さん(55)は理事会に諮り、県内での展開を決めた。「自分のお薦めを独自に加えたい」という。「論語」やジイドの「狭き門」なども、ぜひ読ませたい。「将来の読書人口を増やすためには種まきが必要だ」

 ほとんど本を読んだことがない中学生に『論語』を薦めるのは運転免許を取りたての初心者ドライバーにフェラーリを買わせるような暴挙に思えます。『論語』を読むレベルの精神を獲得している中学生ならすでに自ら『論語』を読んでいるはずです。

 ただ、変にサブカルチャー現代文学やライトノベルを意識したリストよりもこうした一方的な押し付けリストならば、中学生がリストに頼らず自分で本を選ぶ力をつける効果があるかもしれません。

『必読書150』

内容(「MARC」データベースより)
現実に立ち向かうために「教養」が要るのだ。カントもフロイトもマルクスも読んでいないで、何ができるというのか。知性回復のために本当に必要なカノン(正典)を提示する、反時代的、強制的ブックガイド。

『日本という国』 小熊 英二 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
近代日本のはじまりから、学歴社会の成立、戦後のアメリカやアジアとの関係、そして憲法改正から自衛隊の海外派遣まで、いまの日本を考えるうえで欠かせない基礎知識を、ひとつながりの見取り図としてやさしく提示する。中学生以上すべての人。

『論語』

内容(「BOOK」データベースより)
古代中国の大古典「四書」のひとつで、孔子とその弟子たちの言行を集録したもの。人間として守るべきまた行うべき、しごく当り前のことが簡潔な言葉で記されている。長年にわたって親しまれてきた岩波文庫版『論語』がさらに読みやすくなった改訂新版。
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オタク検定のビブロスが倒産

2006/04/05 22:35
「ビブロス:負債総額20億円で倒産 オタク検定で話題に」(毎日 Mainichi Interactive)

 「オタク検定試験」を実施し、話題を呼んだ出版社のビブロス(東京都新宿区、山本裕昭社長)が5日、東京地裁に自己破産申請した。代理人によると、負債総額は20億円。

 同社は、05年7月にグラフ誌「カラフルピュアガール」で、漫画やアニメ、ゲームの知識を問う「オタク検定」を実施。05年12月には民主党の鳩山由紀夫衆院議員を表紙に起用した新雑誌「オタクエリート」を創刊し、第2回検定試験の問題を付録にするなどして話題を呼んでいた。また、同社はボーイズラブと呼ばれる男性同士の恋愛を描いた漫画や小説なども出版。関係者によると、出版部門単独では黒字だったものの、関連会社の業績不振などで資金繰りが悪化していたという。

 今日行きつけの書店に寄ったら、やおい関係の棚から本を下げている光景に出会ったので、やおいブームも退潮気味なのかと思ったのですが、出版社が潰れたのであわてて返品していたのですね。

 ビブロスはやおい本の出版社ではかなりのビッグネームですから、女性オタクの方々にとっては衝撃的なニュースでしょう。

 そんな出版社なので、明らかに男性オタクをターゲットにした『オタクエリート』を創刊したときには意外に思ったのですが、経営戦略の転換を図ろうとしていたのでしょう。自己破産した今となっては、その迷走ぶりがよくわかる雑誌ではありますが。

 サイトには今もって『オタクエリート』No.02が5月中旬発売予定と出ています。「養老孟司氏を巻頭に迎え、マンガ・ゲームの是非を徹底追求」など詳細な目次もあり、すでに中身はほぼ出来あがっていそうで、自己破産後でもなんとか出版にこぎつけてもらいたいです。

 それにしても鳩山由紀夫、養老孟司とビッグネームをたて続けに表紙に起用するにはかなりの資金を要しそうですが、これはイタチの最後っ屁だったのでしょうか? それにしては使いどころをかなり間違えていたように思います。

参考:
 ビブロス
 全国統一オタク検定

関連:
 「第1回オタク検定試験 」(ぼすのできごと 05/08/03)
 「オタク出版社倒産で「やおい」人材争奪戦のワケ 」(ZAKZAK)

『オタクエリート No,01』

出版社 / 著者からの内容紹介
第二回「オタク検定」誌上開催(出願セット付)、野村総研・浜銀総研「オタクレポート」の舞台裏、他。表紙・巻頭インタビューは鳩山由紀夫氏。

『やおい小説論―女性のためのエロス表現』 永久保 陽子 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
女性にとって、究極的な快楽のみを追究した性愛小説とはなんだろう?女性による女性のための男性同士の愛のポルノグラフィ「やおい小説」における“攻め”と“受け”のジェンダー構造を鮮やかに解き明かす。女性エロチック表現のミステリーに取り組んだ文学批評。
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本屋大賞に『東京タワー』

2006/04/05 20:05
「本屋大賞に「東京タワー」…全国の書店員が投票で選出」(読売 Yomiuri Online)

 全国の書店員の投票で、最も客に薦めたい小説を選ぶ「2006年本屋大賞」(同賞実行委員会主催)に5日、リリー・フランキーさんの「東京タワー」(扶桑社)が選ばれた。

 次点は奥田英朗さんの「サウスバウンド」(角川書店)。昨年11月末までの1年間に出版された日本の小説を対象に、書店員368人が投票した。

 今回で3回目となる本屋大賞。第1回が『博士の愛した数式』、第2回が『夜のピクニック』と受賞当時は地味ながら売れている本が選ばれてきました。

 その点で、『東京タワー』はすでに大ベストセラーでドラマ化も決まっている話題作ですから、今回の大本命ながらあえて大賞受賞は回避されるように票が動くのかもしれないと読んでいたのですが、順当な結果となったようです。

 売れに売れているということを除けば、『東京タワー』もまだおもだった文学賞は受賞していませんし、凝りに凝った文学というよりは著者の人間性あふれる感動作ですから、全国の書店員の投票で選ばれる本屋大賞に合った作品でもあります。

参考:本屋大賞


<2006本屋大賞ノミネート作品>
・大賞
『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』

出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

・次点
『サウスバウンド』 奥田英朗(角川書店)

出版社 / 著者からの内容紹介
僕の父さんは元過激派とかいうやつで、いつも家にいて小説を書いている。学校なんか行く必要ないとか言うのだけれだけれど……。少年の視点を通して、変わり者の父に翻弄される家族を描く、長編大傑作!

・他のノミネート作品
『県庁の星』 桂望実(小学館)

内容(「BOOK」データベースより)
間違いは認めるな!?予算は使い切れ!?役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。手に汗握る、役人エンターテインメント。

『告白』 町田康(中央公論新社)

内容(「BOOK」データベースより)
人はなぜ人を殺すのか。河内音頭のスタンダードナンバー“河内十人斬り”をモチーフに、町田康が永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。

『さくら』 西加奈子(小学館)

内容(「MARC」データベースより)
飼い犬サクラと大学生の僕、父さん、母さん、妹のミキ。あるちっぽけな家族に起こったひとつの奇蹟が、ある美しいひとつの曲を、強く、やさしく立ち上げる。

『死神の精度』 伊坂幸太郎(文藝春秋)

内容(「MARC」データベースより)
「俺が仕事をするといつも降るんだ」 クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語。音楽を愛する死神の前で繰り広げられる人間模様。『オール読物』等掲載を単行本化。

『その日のまえに』 重松清(文藝春秋)

内容(「BOOK」データベースより)
昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死―。生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。

『ナラタージュ』 島本理生(角川書店)

内容(「BOOK」データベースより)
壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。

『ベルカ、吠えないのか?』 古川日出男(文藝春秋)

内容(「MARC」データベースより)
1943年、日本軍が撤収したキスカ島。無人の島には4頭の軍用犬が残された。捨てられた事実を理解するイヌたち。やがて彼らが島を離れる日がきて-。それは大いなる「イヌによる現代史」の始まりだった!

『魔王』 伊坂幸太郎(講談社)

出版社 / 著者からの内容紹介
「小説の力」を証明する興奮と感動の新文学
不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と対決する「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。別々の作品ながら対をなし、新しい文学世界を創造した傑作!

『容疑者Xの献身』 東野圭吾(文藝春秋)

出版社 / 著者からの内容紹介
数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ
天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか
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『時をかける少女』アニメ化

2006/03/25 15:40
「「時をかける少女」初アニメ化」(Yahoo!ニュース−日刊スポーツ)
 アニメ映画「時をかける少女」(細田守監督、今夏公開)の製作発表が24日、都内で行われた。作家筒井康隆氏のベストセラーが原作で、ドラマや実写映画になったが、アニメ化は初めて。現代に合わせ、物語、ヒロインを一新。原作の主人公、芳山和子は叔母役で登場する。仲里依紗(16)石田卓也(19)がアニメ声優初挑戦。筒井氏は「このまま実写版を作ってもいけるのでは。期待しています」と激励した。

 筒井康隆ブーム到来です。

 この『時をかける少女』の他、『パピルス』が『千年女優』、『東京ゴッドファーザーズ』の今敏監督によって同じくアニメ映画。テレビでは昨年ドラマ化された「富豪刑事」の新シリーズ「富豪刑事デラックス」が来月から放送され、筒井康隆本人も青山真治監督の映画『エリ・エリ・レマ サバクタニ』に役者として出演していました。文学でも『となり町戦争』、『バスジャック』の三崎亜記のように筒井康隆作品からの影響を受けた作家が出てきています。

 この勢いなら、『文学部唯野教授』を筒井康隆本人主演で映画化という暴挙の実現も夢ではないかもしれません。

参考:「時をかける少女」公式サイト(Web KADOKAWA)
   「富豪刑事デラックス」公式サイト(テレビ朝日)
   「筒井康隆」(Wikipedia)

『時をかける少女』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
SF作家・筒井康隆の小説を、『転校生』の大林宣彦が映画化したファンタジー。本作で映画デビューした原田知世が、タイム・スリップを繰り返す少女を初々しく演じる。

『時をかける少女 (1)』 角川コミックス・エース 筒井 康隆, ツガノ ガク

出版社/著者からの内容紹介
筒井康隆の名作ジュブナイルをコミック化!!
進路に恋に悩み多き高校三年生・和子の青春に転機が訪れた。理科室でラベンダーの香りを嗅いだ時から、彼女は時間跳躍能力に目覚めたのだ…!!

『時をかける少女』 角川文庫 筒井 康隆 (著)

『パプリカ』 筒井 康隆 (著)

内容(「MARC」データベースより)
彼女のコードネームはパプリカ。美貌の天才サイコセラピスト。そしてもうひとつの顔は、男たちの夢にダイヴする夢探偵。不可知の領域、潜在意識の混沌である夢の世界を取り上げ、精神の深淵に迫る禁断の長篇小説。

『富豪刑事 DVD-BOX』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
筒井康隆による原作を深田恭子主演でドラマ化したサスペンスコメディ。刑事になった大富豪の孫娘・神戸美和子が、難事件解決に挑む。全10話に加え、各巻にメイキングやインタビューなども収録する。

『となり町戦争』 三崎 亜記 (著)

内容(「BOOK」データベースより)
ある日届いた「となり町」との戦争の知らせ。僕は町役場から敵地偵察を任ぜられた。だが音も光も気配も感じられず、戦時下の実感を持てないまま。それでも戦争は着実に進んでいた―。シュールかつ繊細に、「私たち」が本当に戦争を否定できるかを問う衝撃作。第17回小説すばる新人賞受賞作。

『文学部唯野教授』 筒井 康隆 (著)

出版社/著者からの内容紹介
これは究極のパロディか,抱腹絶倒のメタフィクションか! 大学に内緒で小説を発表している唯野先生は,グロテスクな日常を乗り切りながら,講義では印象批評からポスト構造主義まで壮観な文学理論を展開して行くのであったが….「大学」と「文学」という2つの制度=権力と渡り合った,爆笑と驚愕のスーパー話題騒然小説.

『銀齢の果て』 筒井 康隆 (著)

内容(「MARC」データベースより)
老人であることは悪なのか? 和菓子司の隠居、宇谷九一郎の住む宮脇町でも、70歳以上の国民に殺し合いをさせるシルバー・バトルが遂に始まった! 21世紀最大の、禁断の問いをめぐる老人文学の金字塔。
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ぼすのみた映画 『博士の愛した数式』

2006/03/21 21:31
『博士の愛した数式』(2005年、日本)
監督/小泉堯史
出演/寺尾聰、深津絵里、吉岡秀隆

 役者が物語にはまっていて、心地よい世界観を作り出している。

 寺尾聰も、深津絵里も、吉岡秀隆も役の幅が広いほうではないが、この役者にしかできないという演技をする人たちだから、必然的に作品を選ぶことになるが、『博士の愛した数式』はその三人ともが輝いている。

 友愛数、オイラーの法則など数学の難解な設定を説明口調にならず観客に飲み込ませるシナリオも上手い。

 現代を舞台にしているが、物語が一種のメルヘンに仕上がっている。

 ただ、そのために80分しか記憶が持続しないことで博士が抱えている苦悩や悲しみにはあまり重点が置かれておらず、ストーリー中盤以降は記憶障害の設定がなくても話が通じるのではと思わせるような展開になってしまうのは、少し残念だ。

『博士の愛した数式』新潮文庫 小川 洋子 (著)

『雨あがる 特別版』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
黒澤明の遺稿を、長年助監督を務めてきた小泉尭史が映画化。職がない武士と、彼を見守る妻の関係を綴った感動作。@5

『阿弥陀堂だより 特別版』

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
小泉堯史監督が、南木佳士の小説を脚色、映画化。東京での生活に疲れ、信州へ移り住んだ熟年夫婦が“阿弥陀堂”で暮らす老婆や、小西真奈美演じる難病を抱える少女との出会いを通し、生きる自信と喜びを取り戻していく姿を描いた感動作。
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『東京タワー』ドラマ化

2006/03/13 18:40
「久世さん“遺作”「東京タワー」ドラマ化」(Yahoo!ニュース−日刊スポーツ)
 急逝した演出家久世光彦さん(享年70)が演出を手掛ける予定だった、作家リリー・フランキーさんの大ベストセラー小説「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」のドラマ化が正式決定した。12日、フジテレビが発表した。「万が一のことがあっても実現を」という久世さんの遺志を継ぎ、映画「県庁の星」の西谷弘監督(44)が演出を担当。今夏単発スペシャルで放送される。「ボク」ことリリーさんを大泉洋(32)、「オカン」を田中裕子(50)が演じる。

 主人公に大泉洋のキャスティングはかなりハマってます。「水曜どうでしょう」愛好者としては、東京タワー目指してサイコロの旅をする主人公がゴール目前にして、夜行バスで九州直行の目を出してしまい、日本中が号泣という展開を期待してしまいますが、原作のイメージからするとバラエティの大泉洋ではなくドラマの大泉洋が正解でしょう。

 オカン役が田中裕子というのはちょっとイメージが違いました。原作を読んでいて室井滋的なキャラクターを想像していたので、田中裕子ではちょっと上品すぎる気がします。

 また、記事では公表されていないオトン役ですが、僕のイメージでは矢沢永吉だったのですが、当の本人が先日、リリー・フランキーとトークショーをしています。永ちゃんも原作を読んでいるとのことで、ひそかにドラマへの出演依頼が行っていることを期待します。

参考:
 「永ちゃん“初体験”にテレる」(Yahoo!ニュース−スポニチ)

関連:
 「本屋大賞に『東京タワー』」(ぼすのできごと 06/04/05)
 「ドラマ「東京タワー」、広末涼子出演決定」(ぼすのできごと 06/03/30)

『東京タワー』 リリー・フランキー (著)

出版社 / 著者からの内容紹介
読みやすさ、ユーモア、強烈な感動! 同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。

『増量・誰も知らない名言集』 リリー・フランキー (著)

出版社/著者からの内容紹介
不法侵入者が漏らした言葉とは?マジメな男が涙ながらに語った意味不明かつ明確な言葉とは?名言ーそれは考えられたものではなく、荒削りのままのため息と一緒に押し出された本心のかたまり。納得、感動、脱力。つぶやきに潜む人生の心理。遂に文庫化。

『鈴井貴之編集長 大泉洋』

出版社 / 著者からの内容紹介
いま、もっとも旬な男をあらゆる角度から徹底分析。
永久保存版、1冊まるごと大泉洋!

『クイック・ジャパン (Vol.52)』
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レモン置き去り事件

2005/10/02 16:29
「閉店惜しみ置きレモン 小説「檸檬」ゆかりの京都・丸善」(朝日)
 10日に閉店する書店「丸善」京都河原町店で、売り場の本の上にレモンを置いて立ち去る客が相次いでいる。作家梶井基次郎(1901〜32)の短編小説「檸檬(れもん)」の主人公が京都の丸善の本の上に、近くの果物屋で買ったレモンを置いたのをまねて客がそっと置いていくらしい。

 閉店が迫る老舗書店での美談ですが、小説「檸檬」で檸檬を置く主人公の心情はかなりアブないものです。

丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。

 もし、「檸檬」がすでに評価の確立した文芸作品でなく、現代の新進気鋭の若手作家による小説なら、たぶんこうした行為はテロを連想させる「事件」としてネガティブなニュースになっているでしょう。朝日の記事で、丸善の店長が「京都の店をこんなに愛してもらって、心底うれしい」と話している」と話していますが、レモンを置いた人が小説の描写に共鳴しているとすれば、それはかなり歪んだ愛なはずです。こうした出来事がほのぼの系の話題として流通する日本まだまだ平和なのかもしれません。
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青春文学大賞

2005/07/19 13:18
「【出版インサイド】「文学賞」選考 読者と書店と編集部 交錯する思惑 」(産経)
 芥川、直木賞も発表され、春先から続いていた“文学賞ラッシュ”が一段落した感もある。そんななか、角川書店の文芸誌「野性時代」が「青春文学大賞」(主催・角川書店、フジテレビ)を創設し、作品を募集している。「青春」と銘打たれると、学園モノやビルドゥングスロマン(教養・成長小説)を想像するが、募集要項は「ジャンル不問。世界を変えうる勢いを持った熱い小説」。同誌編集部は「すべての偉大な作品は青春文学」と説明、「ミステリーでもホラーでも、なんでもこい」と話している。

 吉田拓郎が『青春の詩』で歌ったように若ければなんでもありが青春ですし、最近は高齢化社会で「死ぬまで青春」とかいう「家に帰るまでが遠足」のような極論もまかりとおっています。「平家でなければ人でなし」というように「青春でなければ人生でなし」くらいの勢いです。

 まず、応募作を編集部が読み込む一次選考で、三−四本の候補作を決定し、これを誌上とウエブ上に全文掲載する。これに対して、読者がネット投票を行う。ネット投票では“組織票”が動く可能性もあるため、これだけで選考するわけではなく、結果を踏まえた上で、編集部と書店代表、読者代表がほぼ同比率で最終選考会を開き、受賞作を選定するという流れになる。
 編集部では「読者と書店と編集部が選考することで、求められて、売れて、そして上質のものが選べるのではないか」と話している。

 青春文学大賞と銘打っているわりにはすっきりしない選考で、なんだか住民投票の手続きみたいです。最終的に三者の合議制になるのなら、ネット投票をする必要があるのか疑問です。最終選考の結果がネット投票と同じなら、ネット投票だけでいいということになりますし、逆に最終選考でネット投票トップの作品以外を大賞に選ぶとすると、よほど納得できる理由が必要です。

 むしろ選考会を先にやって、ポイント制で得点を割り振り、その上でネット投票を実施して選考会+ネット投票の合計得点で大賞決定とした方が盛り上がりそうです。ネット投票で組織票が入っても、すでに編集部が多くの作品から3−4本に絞っているのですからどの作品でもそれほど異論は出ないでしょう。間違っても、プロ野球オールスターでしばらく出場していない選手が選出されるような事態にはなりません。しかし、これでは結果的にはもっとも力を持っているのは編集者という、最終的に選ぶのが作家でないだけでいままでの文学賞とおなじパターンになっていますが。

 どうせならある程度の基準を満たした応募作100本くらいからの投票の方が面白いかもしれません。そんなに候補が多いとほとんどの人が全部読まずに投票することになりますが、読者が書店で本を選ぶときには、棚にある無数の未読作品のなかからタイトルや装丁、オビ、あらすじ等を参考にしているわけで、むしろ候補作が多ければ多いほどセールスに結びつくかもしれません。つきつめれば、候補作の全文掲載すらせず、タイトルとあらすじ、書き出しの数ページだけで選考するという方法もありです。大ヒット映画も予告編が一番面白かったとよく言われますし。

 映画賞でもカンヌやヴェネチア、ベルリンといったヨーロッパの古くからの権威ある賞は著名な監督が審査委員です。アカデミー賞でのアカデミー会員は書店員がのような立場ものでしょうか。ビートたけしが自分の出演作ばかりを選んでいる「東スポ映画大賞」なんていうものもあります。文学賞にもどって、芥川賞・直木賞も過去の受賞者が独断と偏見で選んでいるイメージが強いです。選評を見るとほとんどが候補作どころか受賞作もけなしていますから。このように、話題になる賞は選考方法が一本化されているもので、それぞれに長所短所があるもののそれを踏まえた上で価値を判断されために逆に分かりやすい部分もあります。議会制民主主義みたいなごちゃごちゃした手続きだと、サプライズが薄れてしまいそうで、青春文学大賞がどれだけ話題を獲得できるかは微妙なところです。

 編集者の多くが挙げる賞の目的は「新人発掘」だ。ある大手出版社の編集者は「綿矢りささんや金原ひとみさんの芥川賞受賞の影響や、ブログや掲示板といったネットメディアの隆盛もあって、若い層を中心に書き手は確実に増えている」と話す。その一方、「受賞者が継続的に書けるわけではなく、一作で消える人も珍しくない」という。別の編集者は「賞には金がかかる。受賞作や受賞後第一作などで、利益をあげたいという事情もある」と明かす。
 今回の「青春−」では、“プロの書き手”を見つけたいという思いもあり、大賞をとれば賞金百万円のほか、同誌上での連載権が与えられる。

 角川とフジテレビですから、連載のあとは書籍化、文庫化、アニメ化、映画化、ドラマ化とたどっていく道があるのでしょう。成功すれば何十億というビジネスになりますから、大賞賞金100万円は安いものに思えます。深夜番組の制作費にも足りない100万円なら、『クイズミリオネア』ならたった10問の正解で獲得できる額です。青春文学大賞は作家の登竜門というよりも「原作者」の発掘場所になるのではないでしょうか。

参考:「野生時代 青春文学大賞」

きょうの一冊:
『青春の終焉』 著/三浦雅士

内容(「BOOK」データベースより)
伝染病のように広がった青春という現象から三島、漱石、小林秀雄、ドストエフスキー、大宰らから滝沢馬琴へ遡り、村上龍、春樹まで世界の小説の"真相"を突き止めた。

きょうのもう一冊:
『青い春―松本大洋短編集』 著/松本大洋


きょうの一枚:
『青春の詩』 よしだたくろう

このCDについて
シンガーソングライター・吉田拓郎の初のフル・アルバム。フォークのイメージが強い拓郎だが、本作ではロックやボサノバ調などさまざまなテイストの楽曲がそろっている。
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タイトル 日 時
消費者に負担のかかる図書カード
「図書券…世代交代 カードに一本化/書店に負担も」(産経) 9月末で45年の歴史に幕  進学祝いなどの定番として親しまれている図書券が、今年九月末で発行を終える。出回っている券は無期限に利用可能だが、新規発行は図書カードに一本化されるためだ。発売開始から四十五年になる長寿商品の「世代交代」。読者家にとっては一抹の寂しさも…。  「世代交代」というなら、利用者にとって利便性が増すはずなのですが、個人的に図書カードは使いづらく感じています。現行の図書カードはテレホンカードのような度数がパンチで... ...続きを見る

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2005/05/09 01:28
著作権問題で国語入試問題が問題に
「入試の「赤本」真っ青?著作権クレーム 損害賠償訴訟」(朝日) ...続きを見る

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2005/04/28 16:01
福井晴敏のガンダム小説
「【書評】『月に繭 地には果実』福井晴敏著」(産経) “成熟した大人のガンダム” ...続きを見る

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2005/04/25 16:33
誰が漫画誌を殺すのか?
「【出版インサイド】売れない漫画誌 作品の複雑化が要因、新人育成に障害」(産経) ...続きを見る

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2005/04/25 15:16
『TV Bros』の好きな男・嫌いな男
「ホリエモン嫌いな男1位「浅慮で軽薄」」(日刊スポーツ) ...続きを見る

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2005/04/19 02:52
週刊『団塊の世代』
「【出版インサイド】シニア向け雑誌、新ムック続々登場」(産経) ...続きを見る

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2005/04/05 13:36
現実は小説より
「仙台のトラック暴走、長編小説がヒント?=舞台は渋谷、犯人は自殺」(Yahoo!ニュース−時事通信) ...続きを見る

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2005/04/03 19:55

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